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コロナウイルス通信 2023年第25週 「AIが仮説するコロナウイルスの根絶の仕方」

今週も、AIが選んだコロナウイルス関連ニュース5点をまとめていきたいと思います。


1. アメリカの健康保険業界団体であるAHIPの2023年会議に出席したファウチ医師は、アメリカ、世界を問わず、コロナウイルスを根絶できる可能性は「ゼロ」だと説明しました。理由として、これまで人類が根絶できたウイルスは天然痘ウイルスしかないこと。そしてこのウイルスはほとんど変異しなかったことを挙げています。【リンク

>これに関してAIは、明確にノーと言っています。AIは政治的な背景を一切無視するからかも知れませんが、コロナウイルスを根絶できる方法として、①一定の種類の癌やアルツハイマー病などの治療不可能な種類の病気をまず減らすこと ②過去の感染数ではなく、今後の予測を発表し、公衆に事前に準備させること ③効果のあるワクチンを開発すること ④特に感染に脆弱な若年層を無視せず、この層を重点的に保護すること ⑤マスク、消毒液の徹底と衣服の頻繁な洗濯など、個人の衛生レベルを高めること の5点を挙げています。


2. コロナウイルス感染による長期障害を負った患者を調べた分析では、8割が女性。平均年齢が44歳であるにも関わらず、認知機能障害が最も多く見られ、その他に呼吸困難、頻脈などが確認。エコー検査で色濃く映るなど、迷走神経の肥厚化が見られ、これに伴って食道の蠕動運動の減退や最大吸気圧の低下が発生。迷走神経機能不全が起こっていたことが分かりました。【リンク


3. コロナウイルスは複数の臓器に感染することが知られていますが、炎症性サイトカインの生産などを通してがん幹細胞の出現を促すなど、複数の”戦略”を使って、感染した臓器で数年後に癌を形成させる可能性があるという研究が発表されました。この研究では、ウイルスがレニン・アンジオテンシン系を操作し、通常であれば腫瘍を抑制できる体の働きを変化させることで、直接感染しなかった臓器も含めて複数の臓器でがん幹細胞が発生する可能性があることが指摘されていますが、長期的な観察を経ないと精確な影響は読めないとしてます。【リンク


4. 日本のコロナウイルス感染の波を分析した研究では、第1波から3波で最初の感染をした人が再感染するまでの間隔は約17ヶ月だったのに対し、感染の波が来るごとに再感染が頻発化。第6波で感染した人は約7ヶ月で再感染。第7波では約4ヶ月にまで縮まっていたということがわかりました。【リンク


5. マスクによる生理学的な悪影響が指摘されることがありますが、被験者に16時間継続してマスクを着用し、運動などもしてもらう研究を行ったところ、脈拍や酸素濃度はコントロールグループとほとんど変わらず、有意な悪影響は出ないことが分かりました。【リンク



今週は、AIがコロナウイルスは根絶しようと思えばできると断言したことが印象的でした。一般的に仮説されている根絶法とAIの提案が異なる点は多く、

A. コロナウイルスのみに対応の焦点を絞るのではなく、癌やアルツハイマー病などの周辺の疾患から減らす

B. 不安を煽らないようにするという発想を捨てて、近未来の感染数予測を公表して警戒感を共有する

C. 高齢者や免疫不全患者のみに保護の対象を当てるのではなく、逆に若年層が最もハイリスクだということを認めて、この層を手厚く保護する

などの視点が特筆に値すると思いました。また、個人の衛生を守るという観点からは、皮膚感染するわけではないのでむしろ洗濯が容易でトラウマになりにくい、Tシャツをベースに着るのが有効だと語っていました。

来週も気をつけてお過ごしください。





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